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「頭の良い194でも知らないか。なんでもシューキョーだかシンコーだか言うやつがあるとゴカゴってので助けてくれるそうだ。」
「なんにもわかってないじゃないか。で、テンゴクってのは?」
「苦しまなくていい場所らしい。」
「と言うと?」
「まず、戦争がない場所らしい。」
「戦争がない…?そんな所が存在するのか?」
「そうらしい。あと、腹一杯飯が食える。」
「へぇ、腹って一杯になることあるんだな。」
「後は、綺麗な女がたくさんいるんだと。」
「へー。女か。どんな奴かは知らないけど俺たちはその女って奴の腹から産まれてきたんだったな。」
「それで、死の恐怖もなくなるんだと。」
「あぁ。死か。それだけは俺達でもよく知ってるな。」
「まぁ、国やシューハってやつによって多少認識が違うらしいがざっくり言うとカミサマはなんでもできて、テンゴクにはなんでもあるってことだ。」
「クニ?」
「国だ。なんでも世界にはそういうわりとでかい括りがあって、その括りがたくさんあるんだとよ。」
「そうなのか。どれくらいあるんだろうな。」
「30くらいか?」
「国ってロマンがあるな。だけどテンゴクはもっとロマンがある。」
「だろ?」
「でもなんで急にその話を?」
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