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「…はい。」
「そうか。まぁお前も遅いか早いかの違いだよ。気にするな。」
班長はそう言った。俺は寝床に戻った。なかなか微睡むことができず、考え事をしていた。
「(班長は言った。遅いか早いかの違いだけだと。だけど俺と089はそうじゃないことを知っている。明日、敵の本拠地で死ねば英雄としてテンゴクにいける。それまでに死んだら無駄死にだ。)」
そう、遅いか早いかの違いではないのだ。
「089は言ってたよな。テンゴクにいるカミサマはなんでもできるって。なら、テンゴクにはなんでもあるってのが本当だったらカミサマに頼もう。089にそのことを伝えてくれと。あわよくば、089もそこに呼んでくれやしないかと。」
そのためには、やらないといけないことがある。
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