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正樹は彼女を一目見た瞬間から好きになってしまった。しかし相手は学校一の美女、正樹なんぞが相手にしてもらえる訳がない。
高校一年の夏だった、正樹は無謀にも恵里香に告白した。結果はもちろん玉砕。その上、恵里香は正樹に対して、身の程も弁えずに自分に告白をしてきた馬鹿な奴だと酷くこき下ろした。そしてこの事がきっかけとなり正樹は皆からのけ者にされる様になり彼の高校時代は非常に暗いものになった。
普通の男ならこんな酷い女は嫌いになるだろうが正樹は違った。彼の恵里香への想いはより一層強くなり、少しずつおかしくなっていった。彼は父親の机から盗んだお金でカメラを買い、盗撮した恵里香の写真で自分を慰めた。
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