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キスの雨を降らせながら姫花の服を脱がせていき、彼女のそこをじっくりと時間をかけて解した唯は、自分の服をばさりと脱ぎ捨てた。
「なっ、なんでいきなり脱ぐの!?」
常夜灯で薄暗くしているとはいえ、初めて見る唯の裸に、姫花は軽くパニックを起こした。
「なんでって……脱がなきゃ出来ないだろ」
唯とは学年も違うので水泳の授業などで一緒になったこともないし、夏のプールデートなども嫌がるので、唯の裸の上半身ですら、姫花は一度も見たことがなくて。
細いだけだと思っていた胸板には程よく筋肉がついていて、彼もちゃんとした男性なのだと思い知らされる。
しかも、
「まっ、待って! それ何!? そんなのどうする気!?」
初めて見る唯の下半身に、姫花は思わず両手で顔を覆った。
「どうって……姫花は、どうやってエッチするのか知らないわけじゃないよな?」
以前なら、唯が直接的な表現をすると露骨に嫌がった姫花だったが、
「ほ、保健体育で習ったもん!」
何故かムキになった彼女はそんなことを言い出して。
「保健体育……」
この状況でそんな色気のない言い方をする姫花に、唯はなんだか萎えた気分になったが、
「そんなに大きいの挿れるなんて聞いてないもん……無理だよ」
「……っ」
再び大きく反応する唯の体を見て、姫花はますます怖気付いた。
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