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翌日、仕事をしていたらスマホが鳴る。
見ると『原口』と出ている。
昨日の今日で何だ？と不信に思いながらも出る。
｢はい｣
｢あっ、原口だけど｣
｢ああ｣
｢仕事中に悪い。早い方がいいかと思って。今大丈夫か？｣
｢ああ。お前こそ仕事中じゃないのか？｣
｢俺は、営業職だから今外回りの合間だ｣
｢そうか。で？｣
｢北村さんの就職先がわかったんだ｣
｢え！マジか⁉️｣
｢ああ。北村さんと同じ中学校だった奴を思い出して聞いたら、知ってたんだ｣
｢それは助かる。北村さんは今何をしてるんだ？｣
｢それが、東京のホテルに就職して、フロントにいるらしいぞ｣
｢原口、マジで感謝。助かったよ｣
｢何言ってるんだ。同級生だろ｣
｢サンキュー。相変わらずのお前の情報収集力に脱帽だ｣
｢まあ、好きだからな。本当は、そういう仕事に就きたかったんだけど、中々な～まっ、そういう事だから何かあったらまた連絡くれ！じゃあ｣とアッサリ電話を切られた。
彰は、原口も自分達の会社に必要な人材になる予感がしたのだった…
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