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俺様社長の新婚生活と招かれざる客
翌日、早速婚姻届を提出したふたり。
友哉が誠に連絡する。
「もしもし」何故か後ろが賑やかだ。
「あっ、誠。賑やかだけど、今大丈夫か?」
「プッ。賑やかなのは、兄貴の家族だよ」
「はあ?誠、まさかまだ実家に引き留められてる?」
「違うよ。昨日、兄貴達が帰ってから、遅くまで盛り上がって、皆さっき起きた所。俺が図々しくまだ居座ってるんだよ」
「ならいいけど…彰の家族は?」
「それが、昨日兄貴達と入れ違いで彰さんが帰ってきて皆で盛り上がって、泊まってるよ」
「はあ?家すぐそこだろ…」
「めちゃめちゃ楽しましてもらってる」
後ろから、
「電話、友哉か?」と確かに彰の声がする。
「で?昨日の今日で何かあった?」鋭い誠。
「ああ。愛莉と婚姻届出したんだ」
「マジで⁉️やるじゃん兄貴!」珍しく誠が興奮する。
またまた後ろからは皆が、
「「何?」」「「どうした?」」と大騒ぎしている。
「兄貴と姉貴が婚姻届出したらしいです」と誠が報告する。
「マジで?」「きゃ~」「ヤッター」などと聞こえてくる…
「兄貴、おめでとう。姉貴にも言っといて!何かこっちは、今からまた宴会するらしいから切るな」と電話は切られてしまった。
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