俺様社長の新婚生活と招かれざる客

1/18
前へ
/169ページ
次へ

俺様社長の新婚生活と招かれざる客

翌日、早速婚姻届を提出したふたり。 友哉が誠に連絡する。 「もしもし」何故か後ろが賑やかだ。 「あっ、誠。賑やかだけど、今大丈夫か?」 「プッ。賑やかなのは、兄貴の家族だよ」 「はあ?誠、まさかまだ実家に引き留められてる?」 「違うよ。昨日、兄貴達が帰ってから、遅くまで盛り上がって、皆さっき起きた所。俺が図々しくまだ居座ってるんだよ」 「ならいいけど…彰の家族は?」 「それが、昨日兄貴達と入れ違いで彰さんが帰ってきて皆で盛り上がって、泊まってるよ」 「はあ?家すぐそこだろ…」 「めちゃめちゃ楽しましてもらってる」 後ろから、 「電話、友哉か?」と確かに彰の声がする。 「で?昨日の今日で何かあった?」鋭い誠。 「ああ。愛莉と婚姻届出したんだ」 「マジで⁉️やるじゃん兄貴!」珍しく誠が興奮する。 またまた後ろからは皆が、 「「何?」」「「どうした?」」と大騒ぎしている。 「兄貴と姉貴が婚姻届出したらしいです」と誠が報告する。 「マジで?」「きゃ~」「ヤッター」などと聞こえてくる… 「兄貴、おめでとう。姉貴にも言っといて!何かこっちは、今からまた宴会するらしいから切るな」と電話は切られてしまった。
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7714人が本棚に入れています
本棚に追加