俺様社長の新婚生活と招かれざる客

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新婚初夜から一夜明け、また今日から仕事だ。 いつもと変わらぬ朝。 「愛莉、落ち着いたらちゃんと式を挙げて、新婚旅行にも行こうな」 「うん。友哉くんありがとう。楽しみ」 幸せな気分に浸りながら部屋を出た。 エレベーターを降りていつものようにエントランスに向かうふたり。コンシェルジュから声が掛かる。 「おはようございます高遠様。朝から申し上げにくいのですが、先程小柳様が初老の男性と一緒にいらっしゃいました。こちらでは、対応できかねるとお伝えさせていただいた所、会社の方に訪ねるからいいとお怒りのご様子でして。くれぐれもお気をつけ下さいませ」 「昨日からご迷惑をお掛けして申し訳ない。引き続き、こちらではそのように対応していただいて、何かあればまた教えて下さい」 「畏まりました。行ってらっしゃいませ」 「「行ってきます」」 複雑な表情の友哉と愛莉は、オフィスビルに向かうのだった。
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