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「もう?会社もかなりヤバイらしいな」
「だからって、突然押しかけて結婚してあげるって、常識がないにも程がある…」
「確かに。愛莉ちゃん、気をつけてね」
「はい。ありがとうございます」
そんな話をしている横で更に顔を青くしている上田。皆、気づいていないが、いつもの落ち着いた様子が全くない。
「さぁ。皆、お騒がせしたけど始業時間になるし仕事しよう」
「「「はい」」」と、この話はここまでとなった。
友哉と愛莉も社長室に向かい、仕事に取り掛かる。週明けは、なにかと仕事が多い。
溜まった仕事や、電話応対などで午前中はあっという間に過ぎていく。
お昼になり、彰が社長室にやってくる。
もう、愛莉のお弁当を3人で食べるのが定番だ。
「おっ、今日のお弁当は唐揚げ!美味そう~」
「彰、相変わらず図々しいな」
「さあ、食べましょう」
会社内にいるといつもの日常でホッとする。
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