プロローグ

2/2

14人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
親しかった隣人の突然の死に、周囲は刀冶の心身を気にかけたが 刀冶は「自分が立派に生きないと、岸井さんがきっと悲しむから」 そう言って毅然としていた。 『僕にどんなことがあっても、どうか信じないでほしい』 最後に会ったときの、鞘の言葉がいつも胸のなかにある。 刀冶には強い確信があった。 岸井鞘は、きっとどこかで生きていると......。
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加