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タブレットが二人の活躍を表示し、残るターゲットが五人であることが確認された。
直後、その場にへたり込んだまま、全身を震わせ死体から目を逸らしている美桜と、目の前の現実から目を反らせないでいる智成をあざ笑うかのように携帯が鳴りだした。
静けさの中の急な着信に、二人は心臓が飛び出るかのように驚いた。
次の指令だ。
『これからの一時間は、賞金が倍になります。ぜひともこの機会に残りのターゲットの命を全て奪ってください。尚、これから一時間以内に残りの‥‥‥』
「賞金とか、関係ねえんだよ」
智成はそう言って携帯を閉じたが、すぐに次の着信音が鳴った。
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