4つめの愛

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4つめの愛

f063299a-3a2f-459b-a0a4-fde9531e9231 「(感じる-----!)」 自分の机の上に乗せられた恋愛物質探知機を、 セゲナは期待を込めた表情で手に取る! 「スッ----」 「(感じる------)」 「----キテるッ! キテるヨッ!?」 "誰かが、どこかで、私を愛している----" そして、 "どこかで、遠くで-----!  誰かが-----!   "私"を愛している----!" 「キタっ!? キタよッ!?」 セゲナは、恋愛物質感知器に 両手をかざしながら、 眉間に皺(しわ)を寄せ 机の上に乗った水晶玉の様な機械を覗き込む "ボォォォォオオオオオオオオ" 恋愛物質感知器に浮かび上がった映像が セゲナの視界に飛び込んでくる! "ボォォォォオオオオオオオオオ" 「(どこ-----? "どこ"なの-----?)」 どこか、よく分からない、 ぼやけた水晶玉の中の景色---- 「("波止場"-----?)」 "ザァ... ザァ...." "グワー グワー" 「(・・・・?)」 セゲナが、水晶玉を覗き見ると、 そこには "波の音" 「(------!)」 そして、 何か、海鳥の様な鳴き声が聞こえてくる 「(ここに、   "私" の-----?)」 "ジジッ" 「・・・・!」 "ジジジジッ" 「す、水晶が------!」 "ブツン" 「き、消えた------...」
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