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「えっ、マサシなの? 本当に?」
彼パートナーで、25歳という同い年のミカが、マンションの部屋の中央に座って、そう言った。
『ミカの、すぐ隣なんだけどな‥‥』
マサシは、ついにタイムトラベルが経験できる‥‥と、小型のタイムマシンを作動させたんだ。
けど‥‥スタート直後、なーんか変な空間に入っちゃった。トホホホ‥‥。
「えっ、どういうこと? 声は聞こえるけど、マサシの姿は見えないよ‥‥」
『僕からは、ミカの姿は見えてるけど‥‥ミカからは、まったく見えてないのか‥‥』
「えっ、マサシは、私のどっちにいるの?」
『僕がいるのは、亜空間という場所らしいんだ。それから、位置的にはミカの左側だよ』
ミカは怪訝そうに、こっちを向きながら、
「亜空間て、どういうことなの?」
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