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時生の中で、どうして、その事が重要なのであろう。
「俺とずっと一緒にいると、約束していたのに?」
「ああ、そういう事……だから、夢子さんは………………」
夢子は、時生にも縛りをかけていたのだ。
「約束していたから、夢子さんは自分を殺して、永遠に一緒にいようとした」
「生きて一緒にいないと、意味が無い!!!!!!俺は、共に生きていこうという意味で、約束したのに!」
時生は、夢子が自分との約束を破ったのではなく、殺されて終わったのだと信じていた。
「姉さんの嘘つき!」
「あ……………………」
夢子の画像が消え、端末の画面が真っ暗になっていた。その真っ暗の中に、更に深い闇が渦巻いている感じがする。
「霊は否定されることに弱い」
有働が必死に画面を治しているが、それは壊れたのではなく、正常に作動して、そういう結果になったのだろう。
「夢子さん、出てきてください」
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