あいつの両思い

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「あ、カズ!今日、一緒に弁当食おうぜ。」 「あ、あー。いいよ。てか、なんだよ急に。」 ビックリした!!なんだよ、急にでてくるな。 動揺を隠して、なんとか返事をする。 「いやぁ。最近話してないなぁって思ったからな。それに話もあるしさ。」 あぁ。報告されるんだ。 絶対にそうだ。 「は、話?なんだよ、改まって。まあ、じゃあ昼にいつもんとこで。」 そんな約束をした。 お昼。俺たちは前まで一緒に弁当を食べていた教室へ向かう。 「あのな、実はさ、山崎さんと付き合うことになったんだ、、。」 ギュッと心臓を絞られたような感覚だった。 この報告の後、おれはなんと返したのか覚えていない。 好きなだけでいるなんて、、 やっぱりしんどいなぁ。 おれはその日の夜、ベッドの上で泣いた。 今までの思いを吐き出すかのように泣いた。 そして、眠った
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