幸運はなんでもありなので問題無し

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さぁさぁ、現在1929年10月、世界恐慌によって色々な人が首を吊ったりして、物価が下がり始めたりしまして。 さて、私はというとこの恐慌で8000億円、現代の240兆円を稼ぎだし、今や世界一の資産家なんじゃないかな?、まぁ、国家予算の数十倍を保有してる個人ってのがおかしいんだよね、まぁ、政府に100億円くらい押し付けたら笑って許してくれたけどな。あと、今年の普選で首相は田中義一じゃなくて鵜浦松之助になった。誰?と思うだろう。この人、元菱月財閥の重役なんだよね、で、菱月財閥の下部組織、菱月民政党の総裁であり、今の首相だよ。内閣の顔ぶれは、 総理大臣 鵜浦松之助 菱月民政党 外務大臣 清滝勘三郎 菱月民政党 内務大臣 勝川遼西  菱月民政党 大蔵大臣 大坪純三  菱月民政党 陸軍大臣 青坂成浩  陸軍大将 海軍大臣 岡田啓介  海軍大将 司法大臣 中村雅俊  菱月民政党 文部大臣 木内昭仁  菱月民政党 農林大臣 上宮智幸  菱月民政党 商工大臣 鵜浦松之助 菱月民政党 逓信大臣 西口雄介  菱月民政党 鉄道大臣 西口雄介  菱月民政党 見事に菱月民政党が政権を掌握したね、議席も320席あるし、貴族院はすでに言いなりだからわたしたちだけで憲法改正が可能だよ。立憲政友会と立憲民政党が統合されてたけど、たかだか118議席しかないから敵じゃないね。 それから、去年からずっと手を回し続けたからね、今じゃ日本国内、朝鮮、中国、委任統治領の企業は全部傘下になったね。うん。お金の力は偉大だよ?あとちょっとでアメリカの企業も全部買収が終わるし、恐慌で経済が死に始めたイギリスとかのヨーロッパ方面も買収が進んでるし、まだ影響は少ないけどアジア方面も順調だ。国有企業も買収が進んでるし、世界中の産業を手に収めることもあと数年で可能だ、本国ではひたすら土地を買収して農業の企業化を進めつつ土地改良をひたすらしている、お陰で収穫量が2、3倍くらいになる予想らしい、物価が下がるね、酪農も大規模に始めてるからかなりの量を国産で賄えるはず。でも、一番儲かるのは軍需産業だね、性能が良かったらいくらでも発注してくれるからね。それに技術の進歩がかなり早い、私がガンガン研究資金を投入してるのと私自身もしてるのが相まって、まだ1929年だけど海軍では八七式戦闘機(零戦)が飛んでるよ、五四型と六四型がね、それに伴って大鳳型装甲空母やら白龍型装甲空母、八咫烏型装甲空母(信濃型装甲空母)の図面ができて資材も収集も始まってるし、戦艦も大和型やら天城型(超大和型戦艦)の図面と資材が用意されてる、朝鮮には2つの超大型ドックが用意されてるし、本国にも3つ作った、他の艦は基本的に条約型(史実通り)で建造されてる、陸軍は陸軍で三式戦(飛燕三型)と四式戦、五式戦が飛んでるし、戦車は一式中戦車チリ改と一式自走砲ホリ改、一式重戦車トラ改(ティーガーⅡ)二式中戦車ヒヨ改(パンターⅡ)二式自走砲ホワ(GWティーガー)も採用されて、八九式自動小銃(M14)八八式機関短銃(MP5)も生産してる。目下の目標はロンドン海軍軍縮条約の阻止だね。あと、ジェット機の実用化と新型拳銃と重機関銃の採用を目指そうか。
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