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幸運はなんでもありなので問題無し
わたし、ひしつきあい、5才の女の子なの。
なーんてテンプレ自己紹介はどうでもいいとして、私、菱月哀、現在5歳、転生前は2x歳だから合計するとアラサーになる。まぁ、物語みたいにトラックでとはいかず、心筋梗塞と群発頭痛で激痛に遭いながら死んだわけで、人生自体もそこまでいいもんでもなかったし、こっちの方が断然いい生活してるよね、コックローチの半生焼きとか食べるかい?んまぁ、どうでもいいけどね。んで、私の転生特典は2つ、一つは乗算の能力、そして私に対する神の完全非干渉、の2つ、まぁ、乗算はステ値を乗算するんだけどねぇ、本来数年に一回らしい、まぁ、私は毎秒だけど。
んでだ、私はとりあえず幸運値に乗算を振ってるわけよ、乗算って、本来能動的スキルだからさ、5年間完全連続使用とかしてるとスキルレベルが上がる上がる、今じゃスロットも5つに増えて、反動の頭痛とかもほとんど慣れたし、まぁ、スロットは幸運値、知力、精神力の3つにしか振ってないけどね、で、5年間乗算し続けた私の幸運値はというと、始まりが2だったんよ、で、今じゃerrorだよ、生まれて1秒でerrorになったからなぁ、理論上の実数はクソでかい、4294967296の315532800乗×2だ、何を言ってるのかわからないと思うがそうなんだ。
だから私自身、ものっそい運がいいわけで、その気になればなんでもできると思うんだよね、今はまだやらんけど。
さてと、今何をしてるのかというと、ちょっと車で名古屋に向かってるんですよね、両親と。まぁ、両親は所詮財閥と呼ばれる超大企業の次期社長ですから、年の離れた兄たちもいるけどね。現社長、私の爺ちゃんは私に甘々だから月5000円とかもらえるんですね、ん?、て思うかもしれんけど、ここの1928年の1円は今の3000倍くらいになる、だから計算すると、月1500万円、軍の将官でも上の方の人と同じくらい貰ってるんですよ、だからその気になればもう家とか買えるんですね、買わないけど。あ、父さんは月4000円なんで、父より子供の方が稼いでる(貰ってる)とはこれいかに。
「あれ?ぶ、ブレーキが…」
「どうしたの?あな…」
何が起きたんだ?なんか身体中が痛いし、ああ、やばい、意識が…、これは死んだかも…。
はいどーも、病院の個室からこんにちは。死んだと思った?残念、生きております。まぁ、全くの無傷ってわけでもなく、右足が根本からバッサリ切られてないですね、左目ももう二度と見えないんだとか、あと、下半身麻痺で左足も二度と動かないですね、左手も骨折で当分は動かないです。それから、両親は即死だそうです、まぁ、なんとなく分かってはいました。特に話した記憶もない(ずっと爺ちゃんとっしょにいた)のでスルーで。あ?葬式?わかったから、治ったら出るから。まぁ、学校行きたくなかったんで万事オッケーって事で。爺ちゃんがすげぇ泣いてたけどそれとなく死なないように言っておきましたし、まぁ、わかってはいたことですが、やっぱりあの事故は人為的なものでしたね、首謀者は兄達と大叔父でしたね、とりあえず、治安維持法違反で両方とも(捏造された証拠と金で)捕まったから問題無し。じゃあ、来年の世界恐慌に向けて色々と準備することがあるんでね。
「……次は絶対に殺す……」
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