一年生歓迎会だってさ⭐︎

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ばんっ!!と音を立てて扉が開く。 「円!!大丈夫か!」 『うん、大丈夫だよぉ。でも、ちょっと頭痛いからるいるいちょっとだけシーっ、ってね』 「っあ…!ご、ごめんな…?」 『大丈夫だよぉ、ありがと』 「ごめん…」 『?大丈夫だって』 毬藻くんは普段うるさいけど…アンチ系かと思ったけど、こういうところが“彼ら”には好かれるんだろうな。 「違う……」 『?』 「さっき!手が届かなくて、助けられなくてごめん!(あきら)がいなかったら円は…!」 『ふふっ』 「な、なんで笑っ…!!?」 『ありがとう、るいるいは優しいね』 「っ!?!!?///ブワァッ(な!なんだよこのフワッみたいな笑う顔…!!)」 「まど、か…っ」 「あ、あきら…」 『どぉしたの?あきちゃん?』 ぎゅっ 『ふぇっ!?///』 ああああああきちゃん!? 「めっ……。ジッ」 「っ……あ、円…また来る…」 『?うん、るいるいありがとね〜(?)』 毬藻くんは手をぎゅっと握りしめて出ていった。その間もあきちゃんはずっと俺を抱きしめていた。いつものような暖かさよりも、人を引き離すような冷たさを放ちながら。
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