プロローグ

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プロローグ

 そこは各地から人が集まり住む大きな街。  その場所に立って見上げれば、密に並んだ建物が視界を覆う。  天井の隙間から覗く空の色に染まるそれらの足元では、いつも人々が忙しなく行き交っている。  そんな大都会の中心から少し離れた所に、四人の若者たちの終着点があった。  太陽が昇れば光が辺り一面を照らし、  月が顔を見せれば空に浮かぶ星たちが輝く。  ゆったりと時が流れる一つ屋根の下。  彼らは青春の続きを刻んでいた。
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