海の見えるメモリ一食堂

カキフライ

ピンクが基調の空間の中で、春色のワンピ一スやカットソ一、スカ一トなどがハンガ一に掛けられていた。私の年代にはちょっときついだろうか。そんなことを思いながら、キャンディ一カラ一の色合い中で、春にピッタリの、薄めの素材の黒のニットのワンピ一スを見つけた。ウエストにタックが入っていて、スカ一ト部分がプリ一ツになっている、可愛いデザイン。アラサ一の私にはきついかな。いや、黒だし良いかもしれない。そんなことを悶々と考えながら手に取っていると、店員についに「ご試着出来ますよ」と、声を掛けられた。
　言われるがままに、試着してみることにした。試着室へ入り、そのワンピ一スを着用してみる。以外に悪くない。こういうお洒落な服を最近着ていなかったことを思い出した。コテコテのデザインではないし、プリ一ツの部分がお洒落だ。
「お客様、いかがですか？」