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♯8 ✨👩❤️💋👨✨💕
こんなにマリアが可愛らしく見えたのは、いつ以来だろう。
結婚して三年の月日が流れ、いつしか彼女との生活に馴れが生じてきた。
倦怠期と言うヤツかもしれない。
最近、愛し合ったのはいつだっただろうか。
そんな時、後輩の和泉レイラと飲むようになり、やがて……。
だが悪いことは出来ないようだ。
マリアは事故の後遺症で記憶喪失になってしまった。
毎朝、目覚めると彼女はボクを見て驚いた顔をする。
「あ、あの……、どなたでしょうか」
怖いのか、顔を引つらせている。
「フッ、ボクはマリアのダーリンさァ!!」
まるで、どこかのプレイボーイみたいなキザな挨拶だ。
「えェ……、ダーリン?!」
寝室を見回し、ボクと彼女の映った写真に視線を向けた。ディズニーランドへデートに行った時の写真だ。
「そう、そしてキミがボクのハニーだ」
ゆっくりと彼女を抱き寄せ口づけをしていった。
戸惑いながらも、彼女はボクのキスを受け止めてくれる。
こうしてボクたちの一日が始まった。
毎朝、新婚生活が始まるような新鮮な気分だ。
ウキウキして一日が始まった。
ペ○パではないが、悪くないだろう。
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