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〜2〜白い部屋で。
次に目が覚めた時、
私は病院のベットの上やった。
なんかいっぱい管つけられてて、気色悪かった。
精一杯、声出そうって頑張ったけど、
カスカスの声しか出んかった。
「ぁ"、、ん"、、」
「七川さん、無理に声ださないでっ、」
「傷口開いちゃうからっ、、」
看護士さんが言うには、
あと少しでも遅かったら、死んでたってこと。
意識もなくて、心拍数も減ってたらしい、、
え、生きれてんのが奇跡やん、、
「流来、!よかったっ、生きててっ、、」
「っ、?」
「誰、、ですか、、?」
いっぱい考えたけど、分からんかった。
あったことはあるはずやねん、、名前知ってるってことは。
そもそも、自分の名前も、教えてもらわなあかんぐらいやった。
記憶、喪失ってゆうんかな、、
「ごめんなさい、思い出せへんくてっ、、」
「今日はっ、、帰ってもらっていいですか、、?」
「そうやんね、、ごめんな、、またくるわ、!」
そう言って帰っていったあの人。
確かに、似てるなって思った。(さっき鏡見た)
でも、名前とか、全然思い出されへんっ、、
私、一生このままなんかなぁ、、?
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