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FUJIWARAさんで企画をするなら
「すげえな。」
「何が?」
「いや、FUJIWARAの原西さん?」
「それで、どうしたんだ?」
「いや、本物のゴリラに近づけるためにわざわざ野生ゴリラのいるところまで行くんだもんな。」
「ああ、確かに。」
「だからかな、今見ているゴリラはすごいと思ってさ。」
「確かに。」
「ゴリラにも気持ちが通じたのか、一瞬でひやっとする場面があったけど、大丈夫そうだったしな。」
「ひやっとしたって?」
「ああ、雄のゴリラに頭をたたか叩かれたんだけどさ、それが怪我するほどじゃなくて、敵意とかじゃない叩き方らしかったから、面白くもあったわけだ。」
「へえ、確かにひやっとするな。」
何気なくモニタリングを二人は見ていた。二人は兄弟だ。一人は藤原 信成で大学生、もう一人は弟の源基だ。二人ともバラエティがすきなので、何気なく居間のテレビでモニタリングを見ていた。今は原西ゴリラがやっているのだ。これが本当に馬鹿に出来ない程上手いのだ。
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