ミモザ·リュージュと不思議な世界。

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あたしはミモザ·リュージュ。 旅行者だ。 あたしはもともとはオリジンからミドルアースに来た。 オリジンでのことはうまく覚えていない。オリジンでは巨大な石造の建造物が立ち並び、皆が魔法を使っていた。 「ミリアム。 オリジンから魔法石は採掘されるのよね」 「そうだが」海老を箸でつまみながら、ミリアム姫がいう。 「わたしはオリジン出身なの。 ミドルアースに旅行者としてやって来たのよ」 深々とミリアムが息を吐いた。 「かつては魔法石の採掘は夢見る者が行っていた。 夢見る者が魔法石を異世界から持ち帰るのだ。 われわれ森の民は数十年前に魔法石を機械で採掘するようになった。 わたしミリアムが魔法鉄道を調査していたのは、森の国からの魔法石がミドルアースから枯渇した場合に備えてなのよ」
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