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就活をやめた。学生も企業もいいことしか言わない面接なんて無意味だと思う。入社したらお互い化けの皮がはがれるんだから、ただの茶番だ。
芸能事務所にスカウトされることもよくあったけれど、着たくもない服を着て指示通りのポーズをとるなんて嫌だった。
というわけで短大を卒業してバイトするでもなく家事をするでもなく家にいた。
親に『一年間は自由にしていい。』と言われていて、その一年が過ぎたので家を出た。
どこに行くでもなく歩いていたら何人もの男性に声をかけられたが無視をしていた。そのうち見るからに高スペックの男性に声をかけられた。英語で話しかけてくるので曖昧に頷きついていくと食事後大きな屋敷に連れていかれた。飲んで体を重ねると好きなだけいていいと言われた。それが私のこの生活の始まりだった。
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