ネギをのばそう

男性が私に落ちたら日本人であることを明かし、その人が私に飽きるまで彼の家で暮らす。需要と供給、Give & Takeだ。

注意しなくてはならないのは男性にパートナーがいないか充分確認すること。以前彼女はいないと言っていたのにいた人がいて修羅場になり散々だった。

意外と高スペックで相手がいない男性は多い。仕事が好き過ぎたり、シングルの自由を謳歌したかったりするのだ。

私はそういう特定の相手は作らない男性と割りきった関係を結ぶ。お互い恋をすることもなくサラッとさよなら、次を探す。

男性が私を好きにならないのは私が見た目だけで中身がないからだろうな、と思う。可愛いだけのお人形みたいなものだ。

楽して暮らすことが出来るのなら誰とどこにいたってどうでもいい。

そんな生活を数年続け24歳になった。自分でも社会と人生を舐めた、歪んだ生活をしていると思う。

でも一度甘い汁を吸ってしまったらもう抜け出すことが出来なかった。