3章 ネックレスを直そう!@いざ、出発

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3章 ネックレスを直そう!@いざ、出発

3章 ネックレスを直そう!@いざ、出発#6 私たちは、レジェクリ山への地図と、食料を持って出発した。 私は、なんにも持ってきてなかったから、持ち物は全部妖精たちの物。 なんか、私の自分勝手で迷惑をかけていることは分かってる。 だけど、どうしてもネックレスを直したかった。 「あっちだね〜!」 サクラちゃんは、地図を読むのが得意らしい。 私なんて、どっちが北かすらもわからない。 「まりんちゃんについて知りたいな!」 スミレちゃんが、私に言ってくる。 「私について……なんて、なんにもないよ。なんにもない……」 「……なんにもないわけないよ。だって、親友がいたんでしょ?ネックレスをくれた親友」 「私なんて……なんにもない」 「どうしたの?まりんちゃん」 「ううん」
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