プロローグ

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プロローグ

「ほら、こっち!」  彼女は僕の手を引いてニコっと笑った。 「ちょ、早いって」 僕は彼女のペースに追いつけず、あたふたとしてしまう。 そんな僕を見て、彼女は笑った。 その日は、少しだけ寒い秋の日で。 イチョウの葉が、秋風に舞い散った。
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