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「一体どう言う事ですかマリア様!ソフィーをバイトに雇うって・・・」
「さっき言った通りですわ。暫くは様子見ですが・・・これならディスキンスも自分の好きな仕事に集中できますし、弟子として成長したソフィーが基本的な業務をこなせば私もアンナもこの店もウィンウィンじゃないですか?」
そう説明するマリアが満足気に流石ワタクシですわね?と愛用の扇子を広げながらオーホッホッと高笑いを上げていると、あのマリア様・・・?とアンナから呆れた顔が浮かび出す・・・
「ソフィーに取っては凄く素晴らしい提案だと思うんですが・・・あの子が卒業したらどうするんですか?」
「あっ、う言えばそうでしたわね・・・・まあ何とかなりますわよ!?多分・・・」
そんな不安な事を言うマリアだが、卒業後は彼女はすぐに母国で有るトリントン王国に戻るとすぐにブルーハート商会との関係を元に知り合った商人達とパイプを作りディスキンスのブルーハート商会の名を広め事業を展開する事となる。
「またそんな適当な事を・・・マリア様の出す指示は大雑把だとそろそろ知った方が良いのでは?」
「それは一理あるな・・・」
そんな事を言い合うアンナとデイスキンスだったが・・・マリアの提案通りソフィーをバイトに雇った事でこの店も軌道になったので有る。しかし前述通り王宮魔導士と言う進路を取った孫娘を送り出した彼は休み度に手伝いに来る彼女と共にマリアが支援する慈善事業の為に活動するので有った。
「ちょっと待ちなさいな・・・?それではワタクシが適当だと言われてる様に聞こえるんですが・・・」
「えっ大体そうだと思うんですがっ・・・?」
抗議するマリアにソフィーがキョトンとすると、違いますわよ!!と怒られアワワ・・・と焦ったソフィーは彼女の卒業後もそのまま生徒会と残るとブルーハート商会でのバイトの合間に生徒会長となったアンナとミユキを代々支えながら最後には副会長となりエリス学園を卒業する時には次席となり門閥貴族達を抑え主席のミユキと共にワンツーフィニッシュを取ったので有った・・・
「だけどマリア様っ・・・?」
「何ですのソフィー!」
ムスっとするマリアにソフィーはエヘヘ・・・と微笑んだ。
「私はあの時・・・入学式の時に貴女と出会えた事を幸運だと思いますっ♪因みになんて言ったか覚えてますかっ?」
「もう覚えてませんわよ。そんな事・・・」
「マリア先輩は私にこう言ったんですよっ?ワタクシと仲良くしてくださいと・・・」
満面の笑顔でそう伝えるソフィーにええっ!?と驚いたマリアも顔を真っ赤にした・・・そしてソフィーがアルケミストとなるまでディスキンスと学園を卒業するまで彼女と仲間達を支援し続けた彼女は今も現在も事業家として活動するので有った。
「ホントにそんな事を私が言いましたのっ!」
「ハイッ♪ですから卒業まで楽しく過ごしましょうねマリア先輩っ?」
そして・・・慌て出すマリアに満面の笑顔で答えたソフィーとローゼン・メイツの仲間達は彼女が卒業するまで冒険者として時には人助けをし色んな土地を回ったと言う・・・
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FIN
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