お義父さん、襲来。

3/9
1508人が本棚に入れています
本棚に追加
/95ページ
「……もう、準備できてるみたいですよ」  俺を導くその部分は、一際熱を帯びて充分に潤っていた。  もったいぶるようにゆっくりとかき混ぜると、たまらない声を上げて身体をくねらせる翔子。  指の動きの激しさを増すと、その声は歌うようにどんどん高くなり、しばらくして大きく身体を震わせながら蜜を溢れさせた。  それを愛おしくひと舐めし、自身の高ぶった熱をあてがう。 「……今日は、最後までしてもいい?」  必死に欲を抑えながら、ぐったりした彼女の頭を撫でる。  目を潤ませて、うっとりとした表情でこくりと頷く彼女。  その優しい眼差しに甘えて、ゆっくり、ゆっくり、時間をかけて彼女の中に侵入する。  痛くないか何度も確かめながら、ついに深くまで身体を繋ぎ合わせると、今まで感じたことのない熱の快楽に、思わず声を漏らした。  冗談抜きに、意識が飛びそうになるくらい気持ちいい。  我慢できずに徐々に腰を動かすと、また可愛い声が漏れ始めた。  身体を繋げたまま激しく口づけると、彼女の眼鏡がずれてしまって。 「眼鏡、外していい?」  受け入れたように目を瞑る彼女の顔に手を伸ばし、一瞬考えた後、また眼鏡を美しい瞳に戻した。 「……やっぱり、見てほしい。あなたとひとつになれて幸せな俺の顔、ちゃんと見て?」  顔を近づけて再び動きを速めた。  荒く呼吸しながら快感に顔を歪ます俺を、恍惚とした表情でじっと見つめる翔子。  ……うわ、めちゃくちゃ興奮する。  狂ったように彼女の名前を何度も呼びながら喘ぎ、強く中に打ちつけると、俺にしがみつきながら同じように名前を呼び、翔子はびくりと痙攣した。  その衝撃とともに、俺も勢いよく熱を放出する。 「……っ……愛してる」  俺達は抱き締め合いながら、しばらく呼吸を整えていた。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!