鬼ごっこの話

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「朝日だけだ。やっぱりアイツだけだ。俺を見た目で判断しないでくれたのは」 テラ理不尽。じゃあ中に入らないでマリモ君探せばいいじゃないですかーはい論破!www 「ひっ」 だから拳振り上げないで怖いから。痛いのは嫌なんだというか嫌な人おらんじゃろがいとっととハムスターのごとくどこかへいくべし! そのとき、突然携帯が震えた。 もう、こんな時にだれよ! びっくりしたじゃない! ビクッてなったよ! 「む」 これは、爽さんか! というか、なんでオイラの連絡先知ってるのあの人wwwwwwまじこわいんだけどwwwwww 「高田寛智だよ!☆」 というか、不良君空気読んでどこか行ってくれませんかねぇ? なーんでここにいるのかにゃ? 「高田、悪いが野軒に付き添ってくれないか?」 「おにょ?」 なんで?? 「野軒が気を失ったんだ」 およよよよ!?www なんでや! 何があったのあの子! 嫌がらせを受けたの!? 歩たんに怪我させたやつ出て来いや。許すまじ。 「見たところ大きな怪我はない。詳しい説明は後で」 ほいほーい承知之助! さてさて寛智君、任務ですよ! 今こそお友達を……ハジメテデキタお友達を助けるのです! 不良? ボクちゃんにかかれば簡単にあしらえるんだから! とりあえず立ち上がる。この不良君身長何センチあるのだよ。くれ。 「そ、そこをどいてください」 「あ゛?」 「ひっ」 うそぴょんダメでした。~完~ 終わるなwww 誰も突っ込んでくれないからわたしが突っ込む! め、めげない。めげないぞ寛智よ。 「どけ!」 精一杯の大声。さすがの不良君もビビったかな? さて、おいちゃんは走ってもうひとつの方の扉から出ようとして 「おいコラ逃げんな!」 捕まった。 無常に響くアラーム。 でも今の俺には関係ない。 「はなせ!」 このとき、ワシは無我夢中じゃった。 思い切り不良君を突き飛ばして、寛智は走った。言われた場所まで走った。 そしてたどり着いて、大規模事故に目ん玉飛び出た。 人の洪水怪我人多しヤバすぎ君。 「場所が足りない。風紀室まで運ぶから手伝ってほしい」 頭の中整理出来ないまま、爽さんに言われた通り歩たんを引きずりながら風紀室に運んだとさ。おしまい。 「わかったかにゃ?」 「なるほどわからん」 「なんでだwwwwww」 歩たん、オイラの説明で理解して欲しいザマスwwwwww 「寛智がそんな大変だったなんて思ってなかった」 歩たんによしよしされて僕嬉しい。 「しっかし、かどけん君寛智に何頼むんかねぇ」 「それな。オイラむちゃこわい」 「僕の予想を話してやろうか?」 「いらぬわwwwwww」 「ちぇー」 すごく残念そうになさるなwwwwww 「寛智が無事なことを祈ってるよ」 「フラグやめぃwww」 絶対、何が来てもおらは断ってやるんだからな!
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