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マリアさんと3歩の距離になった。
「1,2,3の合図でそのかばんをこっちに投げろ。分かったな。」
「ええ。」
マリアさんの静かな声が聞こえた。
「行くぞ、1,2,3!」
マリアさんはカバンを投げるふりをして、そのままカバンを大きく振り上げて男の顔にクリーンヒット。私は、男の手が離れた瞬間にどうにかして逃れようと前に飛び出す。
コロンさん、トムさんがその隙をついて、走りこんできて、男を確保した。
私は、足も縛られているせいでジャンプしてもすぐに転びそうになってしまう。もうダメかもってところで抱きしめられた。
「、、、あぶねぇ。」
「ありがと。」
「いろいろ巻き込まれすぎだ、ばか。気づいたら捕まってるし。」
「ごめん。」
コウには心配を掛けてしまってばかりらしい。
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