7人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
第一話 工業大学生と授業
大学の一室で授業が行われていた。
タクミ「なあ」
ヒロカズ「なんだ」
タクミ「授業がつまらん」
ヒロカズ「そうか、それは…どうしようもないだろう」
タクミ「結論早いな。どうにもならないのか」
ヒロカズ「ならない。大体、これまで授業が面白かったことあるのか」
タクミ「面白かったことか……」
ヒロカズ「……………」
タクミ「………………」
ヒロカズ「………………」
タクミ「ああ、あれだ。稲熊の『垂直』は面白かった」
ヒロカズ「確かにあれは面白かった。だけど、あれは発音が面白いだけで授業が面白いわけじゃあないだろう」
最初のコメントを投稿しよう!