第一話 工業大学生と授業

1/4
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ

第一話 工業大学生と授業

大学の一室で授業が行われていた。 タクミ「なあ」 ヒロカズ「なんだ」 タクミ「授業がつまらん」 ヒロカズ「そうか、それは…どうしようもないだろう」 タクミ「結論早いな。どうにもならないのか」 ヒロカズ「ならない。大体、これまで授業が面白かったことあるのか」 タクミ「面白かったことか……」 ヒロカズ「……………」 タクミ「………………」 ヒロカズ「………………」 タクミ「ああ、あれだ。稲熊の『垂直』は面白かった」 ヒロカズ「確かにあれは面白かった。だけど、あれは発音が面白いだけで授業が面白いわけじゃあないだろう」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!