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揉め事
舞は範宏が他のクラスの女子と揉めているところを
見てしまった。
舞は誰にも付き合っている事が、ばれないように
誰もいないことを確認して範宏に聞いた。
「まさか、彼女がいるなんてただの噂だよね?」
舞の問いに
「必ず全て話すからもう少しそれまで待っていてほしい」
舞は彼の言葉を信じて彼が話してくれる時まで
待つことにした。
ところが、とても人気がある彼を沢山の女子が
狙っていたせいか舞に文句を言ってくる女子も多かった。
「小暮さん隣のクラスの栗原直子ちゃんと山本は
付き合ってるのよ栗原さんはとてもいい子よ。
あの子だからみんな諦めてるのよ。
人の彼氏とるなんて考えてないよね」
舞は毎日毎日女子から言われ続けた。
でも、その度に彼が来て
「いい加減にしろ」そう言って舞を守った。
そしてその日隣のクラスの知らない子が
舞にいきなり雑巾を投げてきた。
そして舞にこう話した。
「お前なんか雑巾で顔を拭け❗」そう言って汚い
雑巾で舞の顔を拭いた。
それを見た山本は必死で舞を助けた。
「なにやってるんだ❗こいつに指一本触れるんじゃねえぞ❗」
それでも隣のクラスの女子は
「栗原さんが可愛そうじゃない何でいつもこの女
ばかり庇うの?他のクラスでも有名になってるよ
栗原さん言ってたよ最近冷たいって。
栗原さんが彼女じゃないの?」
仕方なく山本は舞と付き合ってる事を話した。
二人の交際の事を知っているのはこの女性浦野友子と彼の親友一人だけだった。
その日から急に浦野は舞に優しくなった。
「山本に言われちゃった。俺は真面目に付き合ってるだから温かく見守ってほしいって、ここまで本気で好きになった子は舞しかいないって、でもまだ
オーブンには出来ない理由があるけど信じてあげてね私もあいつが好きなんだーでも、愛されなかったから嫉妬しちゃったのごめんね」浦野は舞にそう
言った。
舞は浦野に聞いた。
「オーブンに出来ない理由知ってたら教えてほしい」すると浦野は言った。
「それは言えない。問題が片付くまで言えない
舞が悲しむかも知れないからって。私も口止めされているのごめんね」
舞にそう話した。そして
「彼を信じてあげて彼はあなたにぞっこんなんだから誰よりもあなたが好きだと言ってたよ」
そう浦野は舞に話した。
舞は山本を信じようと固く心に誓った。
ところがその三日後彼の態度に不信感を感じる
出来事があった。
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