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3日後
舞が山本範宏に告白されてから3日たっていた。
舞は家では虐待に苦しみ学校では虐めに苦しんで
いた。そんなある日クラスメイトから授業中に
嫌がらせを受けていた。
たまたまそれを目撃した山本範宏はクラスメイト
全員がいる前で嫌がらせをしている女子に注意を
した。
「おい、嫌がらせ止めろよ❗可哀想だろう
何やってんだお前❗」と大声でみんなの前で
注意をしてくれた。
舞はこの時から山本範宏の事が気になり始めていた
「もしかしたら?本気で私の事を?嫌、まさか?
だって私は虐めにあっているのだから」
舞は心の奥でそんな事を考えていた。
でも、陰で虐めをしてくる女子が隣のグラスにも
いた。
二年の時のクラスメイトの友人らしい
舞はその子の事を知らないにも関わらずへんな噂が流れていてその子にも
「男ったらしなんたってな❗気持ちわりいな」
そう言われていた。
そんな虐めにあっている時に山本範宏はどこから
途もなく舞の前に現れて舞を虐めから救ってくれた。
「舞に手を出すんじゃねえ❗俺が許さねえぞ」
そう言って助けてくれた。何度も何度も……。
舞は山本範宏に救われていた。
そしていつの間にか山本範宏が気になっていた。
そして、こっそりと
「私でよければ付き合ってあげる。
でも私はあなたを好きになるかわからない。
それでもいいの?」
そう言った。彼の気持ちを再確認する為に
虐待や虐めを受けている舞は山本範宏の事を完全には信じていなかった。
この時はまだ……。
山本範宏は舞の言葉を聞いて。
「わかった。それでもいいよ。俺は何故かわからないけど舞の事が好きなんだ。たぶん俺にはお前が必要なんだよ」
山本はそう舞に言った。
ところがその後範宏が舞に言った言葉は衝撃的な
言葉だった。
「僕から一つだけお願いがあるんだ。付き合ってる事はしばらくの間、内緒にしてほしい。
物事が片付いたら必ず話すから。
俺を信じてほしい」そう言った。
舞は不信に思い
「私以外に付き合ってる人いるんじゃないの?
あなたはクラスで人気者だし、もてるし私じゃ
釣り合わないものね。私が虐められてるから隠すんでしょう?」
そう言った舞に対して範宏は
「付き合ってた人はいたけど、別れたよ。
頼む俺を信じてくれ今はそれしか言えない」
舞は心配だったけど彼を信じてみようと思った。
それからもずっと舞は虐めから毎日のように
山本に助けてもらっていた。
だから余計に山本範宏を信じようと決めていた。
どんな事になっても自分から話してくれるまでは……。
不安な気持ちになったのはそれから三ヶ月たった
時からだった。
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