第11話 恋人とは?

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どういうこと? 私はただの隠れ蓑。 それなのにそのデートスポットアツアツ鍋に負けていない(こだわる)恋人達のラブラブスポットじゃないですか? 「へ、返信を―――」 慌てすぎて返信の言葉が思い浮かばない。 いや、慌てているのが原因ではない。 あ、あれ?―――男女が付き合うってどうすればいいの? ミニ鈴子達の蔑むような目に気づく。 『男女の恋愛から離れて十年』 『思い出すのは高校時代の甘酸っぱい片想い』 『片想い相手とその親友をネタにBL小説を書く日々よ』 『そして迎えた卒業式』 『結局、伝えられない恋心よ』 やかましい! 黙らないなら、魚みたいに三枚におろすわよ!? そう。 私の恋愛は学生で止まっている。 それも高校生。 「う、うーん」 返信ってどうすればいいんだろう。 そうだっ!BLならいける。 この状況を私の中にあるBL変換機能を駆使すればいいのよ。 さて。BL風に考えてみよう。 ミニ鈴子達が私の脳内を整頓し、セリフを口にした。 『あいつからメッセージがきた。嬉しいけれど、俺は返せない』 『この関係を進めてもいいのかどうか、俺は迷っていた』 『次回に続く』
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