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♯4 チン太郎✨😜✨✨💕
少し早足で駅前のコンビニへ駆け込んだ。
「ふぅ〜……!!」大きく息をついた。
コンビニの店内は別世界のように涼しい。
「よォ!! チン太郎!!」いきなり背後から明るい声が響いた。
「えェ……?!」
振り向くと城ダンだ。
言った通り家のすぐ近所まで来ていたらしい。
「遊ぼーぜ!! チン太郎!!」
大げさなジェスチャーをし、馴れ馴れしく肩を組んでくる。
「お前なァ……。小学生か!! 暑いから肩を組んで来るなよ!!
それからチン太郎じゃねえェし!!
ボクは!!」
まったく二十歳になったのに、厨二病真っ盛りのヤツだ。
「ねえェ、チン太郎!! アイス買ってよ。
オレさァ、一日、五個はアイス食わないと死んじゃう体質じゃン!!」
「どんな体質だよ!! ねえェよ。そんな奇特な体質は……!!」
「いいだろ!! 美少女の国で結婚したら、1億円貰うから。
そしたらアイスの代金返すしィ!!」
「バカなのか。お前は!!
どんな取らぬ狸の皮算用だよ!!
ノー天気か!!」
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