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♯5 妖しげな美少女✨😜✨✨💕
「美少女の国で結婚して1億円貰うから。
そしたらアイス代返すしィ……」
「バカなのか。お前は!!
どんな取らぬ狸の皮算用だよ!!
ノー天気か!!」
コイツと話していると頭が痛くなってくる。
周りの店員や客たちも見てみぬ振りだ。
夏休みの昼間なので、ほとんど客がいないのがせめてもの救いだ。
「ほらァ、だってチン太郎の取り柄ッて、健康的な身体だけじゃン!!」
そう言うとふざけるように、ボクの股間をギュッと握りしめた。
「どこを握ってるんだよ。お前は!!
恥ずかしいだろう!! 小学生か!!」
ボクは思い切り彼の手を振り払った。
それを背後で見ていたのだろうか。
「あなた!! チン太郎ッて言うの!!」
不意に、アニメ声の女子に声を掛けられた。
「えェ……?! チン太郎じゃねえェよ」
思わず、不機嫌な顔で振り返ると見たこともない妖しげな美少女が微笑んでいた。
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