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……何こいつ、偉そうに。
「ほらほら。陽菜子ちゃんの勤務時間は終了ちゃったわよ~。
早くタイムカード押してちょうだい。
お疲れ様~」
補充する和菓子が入ったトレイを運びながら、副店長が戻ってきた。
「じゃあ、お先に失礼します。
……杏さんも、お疲れ様です」
私は返事をせず、2階にある更衣室へ向かう陽菜子を睨み付けていた。
数分後。
着替えを済ませて階段を降りてくる陽菜子。
従業員用のドアを開けて店から出た陽菜子が
向かったのは店の隣のドラッグストアだった。
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