復讐代行宝飾店~右腕になるアームレット~

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「前にうちの母が熨斗の事で怒ったみたいで悪かったね。字、綺麗になった。たくさん練習したんだね」 「……あ、ありがとうございます……」 不意を付かれたので驚いた。 何だろう、この感じ。 よく分からないけれど、今まであまり感じた事のない気持ち。 店の方に戻ると、 「ほんと、今の熨斗、上手に書けてたわよ!この調子ね」 と副店長が歯茎を見せて笑った。 陽菜子も、私の方を見てにこりと笑った。 ……そうだよ! だって私、やればできるんだから!
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