復讐代行宝飾店~右腕になるアームレット~

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「ちょっと副店長、気が早いよ!」 大笑いしながらも、まんざらでもなさそうな店長。 「……副店長、店はいいんですか?」 「お客様の入りが悪いから陽菜子ちゃんに任せてあるの。何だか涙目で、いつもより元気がないみたい。……何かあったの?」 陽菜子の奴、いつもの『私、繊細なんですアピール』発動しやがって。 「お昼の豆ご飯、陽菜子の母親が寝ぼけて塩を大サジ2杯入れたとか言ってた気がします。そのせいじゃないですか?」 店長と副店長は不思議そうに顔を見合わせた。 正直、店の方は流行らないでほしいな。 同じ時給だったら仕事量は少ない方がいいもんね。
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