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気が弱いというのは、とにかく損だ。
5年生の時は図書委員の仕事を私一人に押し付けられた。
昼休み、他の図書委員の子は遊びに行っちゃった。
でも当番の日に委員会の仕事に行かないと本の貸し出しが滞っちゃうから、遊びたいのを我慢して私は一人で仕事をした。
そんな時も手伝ってくれたのは、真理ちゃん。
彼女が居たから私、当番の仕事を頑張れた。
真理ちゃんと高校まで一緒。生憎と彼女は4年制大学に進学し、私は短大で離れちゃったけど、真理ちゃんといっぱい喋って遊んで楽しかった10代。
短大で少し友達が増えた20代。
短大出て、大学に来てた求人で適当に選んで入ったアパレル関係の会社だったけど、これが意外にも当たりで福利厚生がしっかりしていた企業だった。
そこで知り合った彼と結婚。
出産、育児と忙しい20代。
真理ちゃんも結婚し、旦那様と一緒に東北に行っちゃった。
少し寂しかったけど大丈夫。
LINEですぐに連絡取れるから。
そして育児と仕事、両立できるかと不安を抱えてたけど、職場は暖かく私を待っててくれた。
保育所の迎えで、仕事を早めに切り上げてくれる上司。
子供と荷物を抱えていた時に座席譲ってくれる人。
買い物では、買ったものをサッカー台まで持って行ってくれる店員さん。
色んな人の助けで、何とかやってこれた。
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