ドローンレーサー

1/278
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/278ページ
『ドローンレーサー 1』 ドローン「DRONE」とは、本来、蜜を集めてこない雄のミツバチ、働いているふりをしている怠け者の意である。 無人航空機「Unmanned Aerial Vehicle」が、「ビー」」という、ミツバチが跳ぶ時と同じ音を発生するので、「ドローン」が、UAVの通称となった。 未来では、有人無人に限らず、電動のエアカーなど、垂直離着陸できる小型有人航空機のことは全て、ドローンと呼ばれるようになった。 未来  大阪 夢洲(ゆめしま)    二〇五〇年、カジノ法が施行され、海外の富裕層を集めるIRリゾートが、大阪万博が開催された後の埋め立て地、夢洲(ゆめしま)に建設された。その余った周辺地域や、隣接する舞洲(まいしま)に、店舗がへばりつくように乱立する。
/278ページ

最初のコメントを投稿しよう!