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 魔物を操れる魔法があるといっても、もしもの時に逆襲されたらまずいので、彼に協力してもらったのだ。  まあ、従順に操れてるから杞憂だったようだけど。 「他人事じゃない? ってどういう事?」 「そのままの意味ですよ。貴方の心を奪う可能性の男を、放っておけなかったのです」 「あら、そんな事いって。勘違いしてしまうわよ」 「していいんですよ。勘違いにしてほしくないですから」  そういって、彼は私を抱きしめた。    その後、私と彼は結婚した。  二人そろってほとんどゼロからの新生活になるが、今までも何とかやってこれたので、まあ何とかなるだろう。    
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