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 とある村の近くにあるそれは、毒の沼だった。  何でもかんでも人々が捨てたせいで、毒が満ちてしまった沼だ。  だから人々は、自分達が開発した超浄化装置を使って、その毒の沼を定期的に浄化しなければならなかった。  なぜなら、綺麗な水を飲まないと生物は生きられないからだ。  しかし、やってもやってもきりがない。  沼は何度も毒になり。  超浄化装置は何度も必要になる。  やがて、人々は沼を浄化する事をあきらめた。  新しい沼を探したほうが早いと考えたためだ。  すると、世界にはもっと海やら川やら大きな水たまりがあると言う事が発見された。  人々は喜んで、未練なく沼を放棄した。  しかし、たどりついたその海やら川やらは、大きな国や町のものだったため、使わせてもらえなかった。  人々は失意の中で、元の村に戻る事になったが、途中で水がつきてひからびてしまった。
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