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「なあ!俺も一緒に食っていいか!!?」
「モサ男 ガ 仲間 ニ ナリタソウ ニ コチラ ヲ 見テイル」
「和人は断るを選択!」
「な、なんでだよ!」
「モサ男 ハ 納得 デキテイナイ 様子 ダ」
「和人は逃げるを選択!さあ行くぞ野郎ども!」
和人は独り走り出した!
「…俺、なにかしたのか?」
モサ男はしょんぼりした様子で俺に聞いてきた。
この短時間で何かしたなら逆にすごいが。
「あいつは俺みたいに、お前に関わると面倒くさいこと♂に巻き込まれるって分かってんだろ。」
「め、面倒くさいこと!!?」
まじかこいつ、気づいてないのか。
「.........まあ、うん。必要以上に近寄ろうとしなければあいつも逃げはしないんじゃね」
モサ男は観察対象()だからある程度の距離にはいるはずだろうし。
「でっでも!俺はカズトとも仲良くしたい!!」
「……………」
そういえば、和人は俺でよく妄想してたな。あれは大変不愉快だった。
俺の風呂上がりのアイスも食ったな。
結局返ってきていない。
俺の部屋の棚に勝手にBL本も置いたな。
兄貴の誤解を解くのに時間がかかった。
「……………」
よし
「モサ…日野、協力してやるよ」
よく考えたら俺はもうモサ男関係で結構巻き添えくらってるし、こうなったら和人、お前も巻き添えだ。
俺はニヒルな笑みを浮かべながら、モサ男にそう言った。
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