2人目の転校生!?

9/11
前へ
/175ページ
次へ
長谷口 和人side アイム腐男子の僕ちゃん。 腐男子受け?いいねぇハァハァ最高だとは思うがそれは僕じゃない美少年な腐男子に限る。 だが、僕はやはり王道が好きだ!! 訳あり転校生が本来の姿を隠して生活し、生徒会やら先生やらなんやらを虜にしていく! そして変装を解いたとき、全ての歯車は回り出す! ぐ腐、ぐ腐腐腐腐 いいなあ!ほんと!! だが最近、といっても数年前なのだが、別のものにもハマっているというわけなんですよ。 それは平凡受け。 そして身近に丁度いい平凡が! しかもそいつ王道学園に通ってると来た! そして王道転校生もきた! これは僕を呼んでいるとしか思えない ということで僕ちゃんがんばって学園きたお。 おかげで推しアニメの限定グッズ買えんかった。ピエン だが残念なことに転校生はウザ系だった! まあ別にそれもおいしいけどね! でもウザ系の場合、僕みたいに珍しいやつはとことん取り込んでくる。 席も近いし。 暫くは葵羽に協力してもらって距離を置く。 そして僕から興味が無くなった時!僕は自由に観察()できるんだ! ぐ腐腐腐腐腐、楽しみだぜぃジュルリ でも、なんだろうな...いつもみたいにワックワクしない。 僕は1人で食堂についた。 行くぞ野郎どもとか言ったけど着いてきてくれるやつはいなかったって言うね。 別に、泣いてなんかないんだからね! ぐすん そんなことはどうでもいい。 あのマリモはいつ来るんだ!そして生徒会! いつ来てもいいように耳栓をしておこう。 初めて使うパッドで料理を頼み、すぐに運ばれたきつねうどんに手をつける。 食べていたら肩を叩かれた。 この独特な叩き方は葵羽だとわかる。 振り返ると案の定葵羽がいて、その隣には例のマリモがいた。 「!?」 ガタッと、音を鳴らせて立ち上がる。 ちょっときつねうどん零れた。クソが。 僕は耳栓を片方外し、葵羽に話しかける。 「なぁによ、葵羽さんは僕の思惑が分からなかったのかしら?」 「分かったから日野くんを連れてきたのよ~」 くねくねしながらオネエ口調で話すと、葵羽も便乗してきた。あいっ変わらず気持ちわりぃwwwwなんでこんなにクオリティ高いんだよwwww 「じゃあなんでマリモはがいんだよ!」 僕は葵羽に詰め寄り、小声で叫んだ。 すると葵羽はふふっと笑い、 「お前だけ逃げられると思うなよ☆」 と言ってきた。 僕は某不良マンガの天下無敵のあのお方の真似をしながら言う。 「どうやって死にてぇ?」 side end
/175ページ

最初のコメントを投稿しよう!

546人が本棚に入れています
本棚に追加