愉快で不快なテスト期間!

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帰りのホームルーム。ホストが配ってきた手紙に釘付けになる。 きっとこれは俺だけじゃないはずだ。 だってこの手紙は、あの魔の手紙なのだから。 そう、それは テストの範囲表。 おいホスト!こういうのは普通もっと前に配るもんだぞ!な↓んだ↑3日前って!?!おま、ばっかじゃねぇのぉ!?!? 「いやー、すっかり忘れてたわ。委員長が言ってくんなきゃ配らないところだった。」 わ す れ ん な や 「あと葵羽、さっきから声に出てるからな」 「さっせん」 「くっそあのホストぉぉおおおお!!!なんでこんなギリギリに言うかな!?今日入れてあと4日しかありませんけどおお!!」 寮の部屋に戻って麗にそう叫ぶ。 「普段勉強してれば余裕だろ」 「残念!勉強してないからこんなになっているんだ!」 麗はあれだよね。俺をそういう目で見るの好きだよね。 「俺は畑に捨てられてる干からびた大根じゃない!!」
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