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「取り敢えず走んぞほら早よ!!」
俺たちは寮の無駄に長い廊下を全力疾走している。
漏れる漏れる漏れる!!!
やっと着いた!
「かいちょー早く開けてくださいお願いします」
そう言う前にポケットを漁る会長を見てほっとしていると
「…カードキーがねぇ。」
「は…?」
嘘だ!!!
は?え?それまじ?
大まじなの?
僕ちんの膀胱もう悲鳴あげてんだけど。
部屋の前に到着したことによって1回緩んだんだけど。
「うーそーだーろぉぉおおおお!!!」
あんたなんなんだよ!!方向音痴っていうドジっ子属性だけじゃ飽き足らず忘れ物多い系も狙ってんのか!!?
和人が王道の会長はバ会長って言う意味がわかったような気がする!!
「……なんてな」
「はっ……???」
そう言って取り出したのは緑色のカード。
多分これがカードキーなのだろう。
「あんたほんと…早く開けてください……。俺が社会的に死ぬ前に......」
白目を剥きながら懇願する。
若干エロ漫画でよくある射精管理みたいになったけどそんなことはもうどうでもいいんだ。
「かいちょー早く早く早く!でないとコアラのごとくしがみついて漏らしますよ!?!?」
会長のシャツを握ってしがみつこうとすると会長も慌ててカードキーを押し込んだ。
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