愉快で不快なテスト期間!

35/70
前へ
/175ページ
次へ
テスト2日目終了。 机の前でテストで極まった集中の余韻に浸りながらボーッと脳を動かす。 テストがまだあと2日あると考えるとかなりキツいが、そんなことは言ってられない。明日の教科のノートやらワークやらをほっぽり出す。 「あーちゃーん、来たよー♪」 明日は比較的得意教科多めだしテスト最終日分に手を出してもいいだろう。 「あーちゃん?」 とりあえず5時くらいまで今日の分をやって、それ以降は明日の分を終わらせればどうにかなるか。 「おーい」 よし、まずは暗記からだ! 「えい」 「ふぐゃ」 …………… 「人を急にくすぐったらダメだって言っただろ会計」 「何か今日のあーちゃん真面目だね?」 「はは大きなお世話だよ」 俺は帰って勉強するんだ。 暗記はこいつらといたら身につかねえだろ。 「俺は帰る。それじゃあ、もう合わないことを祈るよ」 颯爽と立ち去る俺。 颯爽と………… さ………………………………… 「離せ!!!」 「あ、いつものあーちゃんだ♡」
/175ページ

最初のコメントを投稿しよう!

546人が本棚に入れています
本棚に追加