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朝6時
葵羽はアラームの音で目が覚め、もろもろの準備をして学校へ向かう。
教室に着いたらショートカットの似合う少女が抱きついてこう言う。
「あ、やっと来た!おはようあおば!」
次に、長い髪をなびかせて色気満載な巨乳教師
「菊池さん、おはようございます。」
そして金髪ツインテのツンデレ娘
「お、おはよ葵羽!」
最後にいつもおっとりしてるお姉さん系の少女
「あ~あおばくぅん、おはよぉむにゃむにゃ」
葵羽はみんなに挨拶を返した。
「おはよう皆。今日もいい朝だね」
「おい、起きろ」
するとどこからか低い、男の声が聞こえてきた。
葵羽は思った。
おかしい。ここは女子校だ。俺は訳ありで通えているが、先生も皆女性…男がいる訳ない。
しかも「起きろ」とはなんの事だ?俺は今起きているじゃないか。
「おい」
うるさいな。
そして唐突に頭に衝撃が走った。
バコッ!!!
「いってえええええ!!!!」
「うるさい早く起きろ。もう7時50分だぞ」
「は!こ、ここは誰だ!俺はどこ…あれ?」
「何寝ぼけてんだ。どうせ夢だろ」
夢…夢か。
「朝飯は?」
「だいじょーぶ。」
「これだけは食っとけ」
そう言って麗が投げてきたのは10秒でチャージできるゼリーだった。
「マイマザー…テンキュー」
そう言って俺はゼリーを飲み干し、学校の準備諸々を10分ほどですませて家を出た。
麗は俺より先に出ているため、一緒に登校はしない。
8時23分に教室へつき、いつものように授業の準備を進める。
はずだったのだが
「おはようアオバ!!なあなあ、生徒会室行こうぜ!!」
「は??生徒会室???それって今から??」
「当たり前だ!」
何考えてんだこいつ
「いや、朝のHRあるから無理かなーなんて」
8:30までに席に着いていなければ遅刻扱いになってしまうのだ。
「ヒカルが朝のホームルームなら出なくていいって言ってたぞ!だからさ!行こうぜ!!」
いやいや、ひかるって誰だよ。新キャラでてきたぞおい。
「いや、だかrガシッおい!」
モサ男は俺の腕を掴んで半ば強制的に生徒会室へと連れていった。
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